Eye-Cloud-I
2023/陶土、釉薬、石粉粘土、アクリル塗料
exhibition:“Eye-Cloud-I” 平山匠個展/at : Pacifica Collectives
Curated by shosuke.sean.suzuki
Design by studio.otd
Photo by 下司悠太


空を見上げると、感情が層になって、柔らかく漂っていた。
液晶画面ばかり見ていた瞳の奥から、もくもくと音が鳴り響き、心と身体が宙に浮いていく。
光や風に身を任せ、柔軟に変わっていく。そんな粘土のような雲に親近感を抱いていた。
理想的な姿形は、こんな感じかもしれない。僕の手がそう言った。
感情は陶になって、記憶となる。今にも漂っていくように。